ピピピピピの爽やかな日記帳

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ピピピピピの爽やかな日記帳

親の経営コンサル会社で働く20代後半、社内ニートの話

ピピピピピの爽やかな日記帳

大学生の集団に一生消えない傷をつけられた話

プチュッピチュッと、路チューを繰り返す音が響いていた

 僕は会社のメンバー数人で居酒屋にて散々飲み、店を出たところであった。
 目の前には、キスをしたりお姫様だっこをしたりほっぺたをつねったりと、史上最高にうらやましい遊びを繰り広げる男女がいた。
 レポートだ単位だ、と話していたから大学生だと思われる。
 奴らは、勝ち組ですけどなにか? と自慢するような笑みを浮かべていた。
 それを見て、どうにか彼らが不幸になりますように、特に青春を謳歌しているカップルは永遠の苦痛に苛まれますように、と烈火のごとく願った。

 ふと我に返った同時、視線を感じたから振り向いた。
 するとそこには、マジックテープ式の財布をビリビリ開いては閉じるを繰り返すニートと思しき(四年ものニート経験がある僕の嗅覚による判断)集団がいて、僕ら会社員を恨めしそうに見ていた。
 あぁ、これが人間社会における円環構造かって思った。
 きっと僕が不快感を感じていた大学生集団もまた、その上の幸福集団に中指を立て、親指を下に向けているのだろう。
 みんな内部に不幸せを抱え込みながらも、幸せそうな人の役を演じているだけなのではないか、そんな気がした。

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 本当はブログ記事にこんなネガティブなことを書きたくはないんだ。
 だって義務でもないものなのに、わざわざ気分が悪くなる事柄を時間掛けて考えるなんてバカみたいじゃないか。
 だけども、明るい内容で書くつもりが気づけばこうなっている。

僕の人生は裏切り者なのだ

 まるで、唐突にサナダムシを全身からにゅるにゅると排出させる美少女を見せられたような気分である。素敵だと思っていた憧れの人が、不敵な笑みを向けてきたら誰だってイヤだろ。今の僕はそういう状況にいる。期待を裏切ってくる逆ギャップの恐ろしさを痛感中だ。
 綺麗な将来を想像して生きているのに、気づけばいつも僕の視界はどろどろに汚れている。

 この記事だって最初は、「学校選びしくじったなー。女子の割合ひくすぎだろ」と憤る学生を見掛けたから、それをそっくりそのまま書いて人間って微笑ましいよねぇーと、ほんわかさせたいなって思っていた。
 それでキーボードの上に手を置いたんだけど、大学生というワードが頭の中に浮かんだ瞬間、なんの苦痛もなく彼女を得て、親友を得て、職を得るような恵まれた輩の憎き笑顔が、まるで実際に実体を持って現れたかのような強さで次々と心に侵入してきた。
 胃が締め付けられて、二、三匹ではあるけれどしらすが吐き出された。

 その結果がこの記事だ。未だに傷は癒えない。奴らのせいである。
 大学生の集団がどこまでも追いかけてきて、物理的な世界を超えて、僕の精神世界にまで入り込んできたのだ。
 どうしようもない傷が明らかについているのに、誰も被害届を受理してくれない。
 そういうことは自分で解決しろ、と言われてへこんだ。
 完全に完全犯罪だ。こんなに完全な完全犯罪を見たことがない。
 もはや犯罪ではなく完全なまでの演劇のようであり、その演劇はどう見ても完全犯罪であって、付け入る隙がないぐらいに完全な完全さを備えていて魅力的だったから、やはり完全犯罪なのだなと再認識するほどの完全犯罪であった。

 昔から、大学生が好きじゃない。