ピピピピピの爽やかな日記帳

リボ払い借金250万円の無職30歳。下克上するお話

ピピピピピの爽やかな日記帳

ADHDの薬(ストラテラ)で死ぬ直前まで行った。発達障害×YouTuberの体験談。

※あくまでも特殊事例であり、僕の個人的な「事実に基づく体験談」に過ぎないので、あらかじめご了承ください。
※ストラテラの副作用に苦しむことなく、ひたすらに救われている発達障害者も、現に数多く存在しております。
※僕の場合、「はじめての自活」「三桁万円のリボ払い借金」「背水の陣で臨んだYouTube」「人生初のフリーランス」「睡眠薬でオーバードーズ」などなど、あらゆる問題が複雑に入り組んでいたので、レアケースであることを前提に読み進めてください。

 この度、Googleアドセンス広告を完全撤廃して、何者にも縛られなくなった為、ばっきばきに書き殴りたい所存。

 そして、本記事の滑り出しでは、ストラテラから逸れた話を少々するが、僕が壊れゆく現実をありありとお伝えするために、大事な根本部分でもあるので、お許しくださると幸いでございます。

『最悪の思い出』は、いくら語っても尽きない

 それに伴って、本来であれば筆を進めたくない事柄――、コンプレックスや失敗体験にまつわる事実や心情も、そっくりそのまま100%、すとーんっと白紙に着地させてゆく。

 ちなみに本件、非常に重たい内容にはなるが、今となっては心がきっちり蘇生している為、根底にはポジティブさがあるので、安心して頂きたい。

 なぜなら、数え切れない失敗を経て、「人様の心を尊重して、愛を滾らせて生きてこそ人生なのだ」という結論に達したから。

 これってのは、がめつく生存を果たす為だけの、「戦略的互恵関係」なんかじゃなくて、胸を突き破って飛び出さんばかりの、生還した喜び、そして敬意の表明でございます。
 親から視聴者さんから、またこれから遭遇するあらゆる人たちへの。

 しかし今回、過去に存在していた「本物のどす黒い感情」ってもんを、白紙が流血するくらい、めった刺しの克明さで描写してゆくので、そこはご了承ください。

 という訳でひとまず、本題に突入する前に、「分かりやすい崩壊」の一例を紹介しておく。

月収70万円ほどのファンコミュニティを叩き壊す

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 こちらはYouTube生放送中、パニックを引き起こして、涙がぼたぼたと落ちた瞬間である。

 というのも、ストラテラの副作用――憎しみの増進、それも本能の底から這い上がってくるような、「全員ぶっ殺してぇ」といった、ヘビー級の「憎悪感情/妬み嫉み」に囚われて、己を抑制できやしなかったのだ。

 あれは「怒る」なんてやわらかい代物ではなく、動物としての根源的な部分、生存を目的とした闘争本能から生じる、「殺意の芽生え」なのではないかと思う。

 少なくとも、今までに抱いてきた「怒りの感情」とは、全く異なる質感であった。

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 ただでさえ常日頃から、注意散漫な人間であるのに、薬の副作用によって視界が凸凹だったゆえ、皿を割っても割っても割っても、皮膚が切れても血が出ても痛みを知っても、まだ懲りないのかってくらい、食器をよく落っことした。

 人生の破滅を象徴するごとく、泣き喚きに近しいノイズが響き渡った。
 己のハンドリングが一切利かないのである。
 脳天までも割れんばかり。

 そして参考までに金銭的な話を書いておくと、専業YouTuberなりたて――2018年の「11月分 521,313円」「12月分 498,583円」が、ピピピチャンネル単体の確定収益であり、ここへさらに、「企業案件/Amazonギフト券/リアル投げ銭」などが加わる。

 こうして築き上げたものを、渾身の力で打ち砕き、僕は長らく姿をくらました。f:id:buzama-www_pipipipipi:20200320214258p:plain
 (失踪直前。哀れなるメンヘラツイートの雨あられ。「そろそろ死ぬことを検討します。みんなは幸せになってね」くらい、憂鬱が極まった発言も連発して、Twitterから『ひとりで抱えないで』というDMが届くなんていう、かまってちゃんのお定まり展開を何周もした)

 改めて振り返っても、千差万別の涙がこぼれる、そんな2年だった。
 だからこそ、自分が流した涙の滝を鯉のぼりして、むりやり逆流する竜の如く、失ったモノを全部取り戻しにゆく。
 ノアの箱舟は外注しない、己の内部で造船する。

 本記事はつまり、誰の為でもなく己の為に書き綴る、自戒の念を込めた記録文章でございます。

いやはや、鬱に一途みたいな日々であった

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(ストラテラの副作用で堪えきれず、生配信中に意識を飛ばした)

 とことん腐った、薬で本性が露出した。

「同情するなら全員死んでくれ」

 そうした敵愾心でずぶ濡れになりながら、グロテスクな死に損ないに成り果てて、「生への渇望」と「死の欲動」の間隙で、多大なる学びを得られた。

 本当に生きたいなら、本気で死へ向かうことが大切なんだなーって。
 外にある言葉なんかじゃなく、己の深淵に潜って悟った。

 人間なぞ誰しも、もっと気楽に死んで良い。

 命は綺麗事で運用するものなんかじゃないなと。
 アクセル全開で生きられたら、事故って死んでも笑える。

『大人のADHD』確定診断が下った/ストラテラとの出会い

 僕は2年ほど前に、「WAIS-知能検査」「親への聞き取り調査」「精神科医による総合的評価」などを経て、『大人のADHD(注意欠陥多動性障害)』と確定診断された。
 ざっくり6ヶ月ほどの時間が掛かった。

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(上記のような、自律神経の測定、血液検査なども行われた)

 ここで結論をズバっと書いておくと、最初に処方された発達障害の薬・ストラテラによって、文字通り精神崩壊してしまった。
 より厳密に言えば、この薬には覚醒作用がないゆえ、ADHDが発覚する以前から、お試しとして飲み始めた。

 こちらは僕の人生史上、生まれて初めての「精神薬」でもあった。

 そして気が付くと、物凄い速度でもって、破滅へと突き進んでいた。

 それから、ストラテラと呼ばれる発達障害の薬は、僕という人間の気持ち悪さを、余すことなく全世界に発信する、忌々しい起爆剤になってしまった。

全世界、全時間、全概念――森羅万象が敵に見えた

 これは冒頭でも書いたように、ストラテラを飲むことで、通称・怒りのホルモンとも呼ばれる「ノルアドレナリン」が過剰分泌するせいである。

  その結果、鬼の攻撃衝動に駆られて、何年も何万時間も投じて、やっとこさ辿り着いた、ちっちゃな山の頂上から、ごろんごろんに落ちたって訳である。

 しくじりの例を挙げるならば、「精神崩壊しました……」で幕開けする、下記の単発動画なんかは、エンタメ要素なんて抜きにして、ルサンチマン由来でガチギレしている。

www.youtube.com

 コチラについては、すこぶる恥ずかしい話、「僕の女性ファンを奪うなよ! 彼女いない歴=年齢の人間底辺として、リスク取って顔晒してYouTuberやって、ここに来てやっと興味持ってくれる子たちが出てきたのに、金と権力をチラつかせて横から奪おうとするなよ! まじでやめてくれよ!」と、視聴者に怒鳴り散らしたものである。

 曇りなき腐った目つきで、ピュアな負け犬として、吠え散らかした。

 ほんとに酩酊状態だった為、うろ覚えではあるが、当時の心境としては以下の通りだ。

①薬の副作用でマジギレ……。
②やべぇ……、やっちまった……。
③でもムカツキが止まらねぇんだよ……。
④家賃光熱費/借金返済は待っちゃくれない……。
⑤性格腐らせて見世物にしてでも金稼がなきゃ……。
⑥何もかも終わってんなと泣きながら字幕生成する……。

 そうして、美しいほどの気持ち悪さにより、大勢のファンを失った。

 ただただドラマみたいに、アニメみたいに、マンガみたいに、自分がぱたんっとその場にへたり込んだ。
 体から熱がすぅーっと失われて、冷え切ったまま動けなくなった。

 未だかつて体験したことのない、魂を嘔吐する脱力の域でありました。

終わるときは一瞬なんだなー

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 せっかく数年掛かりで、「息苦しい親元での子供部屋おじさん」「窓なし3畳のゲストハウス」「口も開かない閉じこもり生活」から脱獄したのに、シャバで大爆発しちゃったよ。

 最底辺の過去から、ヨチヨチとではあるが、「着実なる這い上がり」の感覚を持てるところまで、足を運んできたのに。

 山の麓でくすぶりを極めていた時代と違って、お高い場所からの転落はすごく痛いよ。
 どうしようもない時を飛び越えて、やっと光を見いだせたのに。

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【本当はいくらでも楽しいことはあったはずだし、意固地を辞められていれば、きっと人生の中で、幸せを感じて、家族仲良く生きる方法もあったと思う。】

 数年前、不仲だった親に遺書を残して、所有物をキャリーケースに入れて、見知らぬ土地に不法投棄して、「あの世への旅立ち」を実践しようとした。

 でもなんとか、そんな危うさから抜け出して、やっと掴んだチャンスだったのに、粉みじんにしてしまった。

 なんの躊躇いもなく、あんな豪快にぶち壊しちゃうのかよ……。

それでも僕は復活できた

 というよりか、人様の尋常ならざる愛の導きにより、ばしゃばしゃと血しぶき上げて、ただただ溺れ狂っていた、地獄の池から引っ張り上げてもらった。

 一時期は、自己破産&生活保護を本気で検討して、弁護士事務所――アディーレ(利益に目がくらんだ資本主義の豚どもが目障りだった。燃えさかる札束の黒煙吸い上げてお陀仏してください)、その他小規模なところまで、渡り歩いていたのだが、なんとか足を止められた。

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(そろそろここら辺で、自分で読み返しても嫌になるくらい、不快極まる本編をスタートさせるので、ちょっと緩和させる意味合いで、先にハッピーな現状報告を少ししておく)

 上の写真に収まっている95%ほどは、視聴者さんからの贈り物だ。
 のみならず、食洗機・炊飯器・一太郎プレミア・ゲーミングマウス・ヘルシオ・iPad pro・Apple Watch、それからちょい下の画像で、僕が身に付けているMONCLERのジャケットなども、すべてプレゼント品でございます。
 スパチャ(投げ銭)に関しては、デイリー20万円ほど頂戴する日もあった。

「チャンネル登録者2万人」程度の零細YouTuberとしては、上位クラスに入るほど恵まれているだろう。

 あまりの失踪続きと、唐突なるネガティブマーケティング終了によって、動画再生委数は死んでいるが、ずっと取り組んできた生配信については、前回も前々回も、「リアルタイム視聴者数が800人くらい」であり、悪くはない状況だ。

 これは有名なマーケティング論のひとつ、『どんな最高のコンテンツよりも、好きな子からのLINEメールで人は幸せになる』じゃないが、ニッチで屈折した僕みたいな存在だからこそ、分かりやすい人気はなくとも、時折クリティカルに、誰かの心に刺さるのかもしれない。

 距離感の近い鋭さは、心を震わせる。

 すぐ下の動画(約30分の自分語り)を視聴すれば分かるように、この僕には、華やかなエンタメスキルだったり、根明さや若々しさがない為、マスを掴むセンスとやらは壊滅的である。

www.youtube.com

(最初の衣装、Supremeの上着も買ってもらった)

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 そして、心からちゃんと笑えるようになった。

 これまで僕はずっと、人間恐怖症になって、外に出るのが嫌になって、何年も何万時間も一人で殻にこもる日々だったが、やっとこさ、地に足どころか、地に魂つけて、ありのままで生きる覚悟ができた。

 薬物依存と多重債務と将来不安によって、爆発的に生じた精神崩壊は、僕の内部を紐解くダークツーリズム(悲劇を辿る旅)だった。
 地獄を突き破った先に天国があった、そう言えるくらい、心がスッキリした。

 そんなこんなでございまして、闇堕ちからの再起を伝えたかった為に、だらだらと前置きが長くなった訳ですが、とうとう本編に移ってゆきます。

 一切の配慮なしに、百万言の毒素を蒔くごとく、書き記しておく。

ストラテラに希望――否、命そのものを託していた

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 最低最悪な話、「これは魔法の薬だ!」と自己暗示を掛けて、「これほど効く薬は他にない!」と、鏡に映る自分に言い聞かせ続けた。

 なぜならば、当時の僕といえば、「自分には何もないから死ぬしかない。一か八かココに全額ベットする他ない!」という、背水の陣で専業YouTuberをやっていたから、何かに縋りたくてしょうがなかった。

 それゆえ、どれだけ副作用に苦悩しようと、「これは必要な痛みなのだ」と、ぎこちない笑顔を作りながら、ぎゃーぎゃーと叫び散らした。

 この評価経済/自由市場、ライバルがわらわらと登場する……。
 ならば、持たざる者の僕は、気が触れてなんぼなのだ……。
 そんな思い込みが走り続けてゆく。

 その結果、ストラテラに全てをズタズタにされてしまった。

おぞましき無感覚のスタート

 1%の誇張も抜きにして、感情が死ぬ、感覚が死ぬ、感謝が死ぬ、感動が死ぬ、感度も死ぬ……。
 あらゆる感覚器官にエラーが発生する。

 心臓の音が聞こえるくらいの静寂……、世界がピタッと止まったみたいに、喜怒哀楽がすべて殺されて、僕たった一人だけ、無の空間に飛ばされたようであった。

 これはたんなる例えなんかじゃなく、命の流れが停止して、人間人生の終わりを迎えて、この世とあの世の中間で、ふわふわ浮遊しているといった、「独特なる宙ぶらりんの現実」に遭遇した。

 これを突き詰めようとすると、思考が破綻してぐちゃぐちゃになるのだが、強引に論を展開するならば、現実でも非現実でもない状態――マジックリアリズム的とまでは行かないにせよ、本物か偽物かの区別が付かない、掴み所のない、冷め切った現実が出現するのだ。

「ここはどこ? わたしはだれ?」と血迷えるほど、「この世のものとは思えないこの世」を歩かされる。

 つまり、思考を放棄して、短絡的に表現してしまえば、「筆舌に尽くしがたい現実」という、矛盾を塗りたくらなくちゃ、語ることすら難しいほど、未開の異次元にいるようで、すごく怖かった。

 けれど、その怖いという感情すら、うっすらとした気配でしか感じ取れず、心の動きも把握できやしない。

 もはや、「生きている」という事実すら、曖昧になっていった。

『感情/情緒の死』に伴って、三大欲求も破壊された

①食欲
 何を食べても粘土の味、噛み心地さえ分からなくなる。

②睡眠欲
 無感情で漂うだけの日々ゆえに、起きていることすら忘れて、いつ寝たのかも思い出せなくなるくらい、24時間ずっと半醒半睡であった。

③性欲
 まったく勃起しなくなり、射精の快感が0.1%もなくなる。むしろ、昇天の瞬間、パチっと静電気が局部に走るようで、痛みとまでは言えないが、不快感が強くなった。

 かくの如く、生物としての根源的な欲求が死に絶えるだけでなく、以下のような副作用も、同時並行で走り出した。

 止まらない胸騒ぎ、逆巻くようなゾクゾクっとした寒気、手先のピリピリとした痺れ(火傷と凍傷のそれに近い)、水分補給を存分にしても癒えない喉の渇き、立っていられない過呼吸、ぐわーんぐわーんと鈍く続く頭痛……。

間違いなく、自殺の一歩手前だった

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  というのも遠い昔、親と一時的に縁切りして、貧困ハウスに転落したのだが、そのときに、ぶら下がり健康器具とクレモナロープを購入し、日夜、「もやい結び」を学ぶことで、あの世行きを目指していたから、突発的……衝動的に、己に終止符を打ってもおかしくなかった……。

 それくらい、あの日の僕は前後不覚、気の狂いまっしぐらだった。

 余談にはなるが、あの頃ずっと、電話などで心を支えてくれるほどに、つまり中原岬ちゃんよろしく、僕の熱烈なファンの子がいたのだけれど、その女の子がいなかったら、僕はまず間違いなく、「YouTube/Twitter/Blog」アカウントを完全消滅させ、下手すると絶命していた。
 であるから、おそらくこの先もずっと、なんの見返りも求めず、ただただ感謝の念を持ち続けるだろうなー。

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 こちらの写真は、北池袋の外れにある、「生活保護受給者ばかりのゲストハウス」で撮影した1枚。

 隣人のアル中おやじが、丑三つ時なんかお構いなしに、ソファで演歌を熱唱した翌日、あっけなく死んだ。

「○○さん? 鍵開けてくださ~い」と、ケースワーカーか誰かが叫んでおり、その後すぐに、無線とブルーシートのやかましい音を、ガサガサとリミックスさせるようにして、警察官が入り込んできて、酒浸りの死体を運んでいった。

 その瞬間を目撃した僕は、「この爺さんは、死んだ心を運ぶ霊柩車のように生きて、ぽっくりと物理的に死んだ訳だが、きっと本物の霊柩車に乗ることもなく、ひっそりと灰と化して舞い散るんだろうなー」と、淡泊な感想を持った。

『人間の狂い』を己の魂で体験できた

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 精神異常のピークでは、炊事/家事/洗濯なんて、なんにも手が付かなかった。

 0.5畳ほどのキッチン――シンクの底には、YouTube料理配信のときに余らせたジャガイモが、でろでろに腐って溶けており、蛆虫と小蠅が蠢いていた……。

「堕落が生命を誕生させるとは、恐ろしい事象であるな~」と、ぼそぼそ呟きながら、ばっしゃばしゃに洗剤を振り撒き、僕自身の手でもって、マイペースな虫けらを死滅させていった。

 そんな残酷なる生々流転の中に、僕も儚い一匹として組み込まれて、「清々しい気持ちで死ねたらなー」と、奈落の排水溝に沈んでゆく彼らに思った。

 ある意味、幼児虐待だなー。

赤目で赤字で赤点だらけのレッドオーシャン

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 心には過度な疲れが蓄積し、部屋には山積みのゴミが君臨していたから、洗面所の洗濯機をテーブルにして、飯を食うしかなかった。

 左目が真っ赤になっているが、あの頃の僕は、神経がおかしくなっていて、毎週のように目の血管が破裂するもんだから、いつだって白目に血が滲んでいた。
 眼窩がスコップで掘られているみたいに、クマがひどい有様であった。

 それどころか、ストラテラが運んでくる激痛に耐えかねて、僕は「個人輸入の眠剤」を大量注文するようになり、飲んで飲んで飲みまくった。

 揺れたよ部屋。歪んだね壁も天井も。ぐにゃぐにゃに。
 それは僕にとって、一時的に、心の揺れを外界へ投げつけることで、「刹那の空っぽ」で安心するという、自傷的なデトックスであった。

 ぐるぐる……ぐるぐる……。

 視界が回転をはじめ、そうして、まるで酔い止めでも飲むかのごとく、眠剤、眠剤、眠剤、眠剤、眠剤……。

 もはや、二重三重のぐわぐわとした残像世界であります。

 なにもかもがズレた重ね絵に見えて、そのまま平衡感覚を失い、壁なのか天井なのか床なのか判然としないままに、ばちーんっと衝突事故を起こして、ぱたんっと倒れて、ふと気付くと、朝か昼か夜かも分からない目覚め……。

 もはや寝て冷めて記憶喪失、来る日も来る日も、眠剤で死んでおねんね、生きたまま輪廻転生……。
 ストラテラで味覚が正常に働かないもんだから、ギトギトに味付けられたお菓子ばかり食べまくる日常生活。
 布団へ移動するのも億劫になり、机の下で丸まって惰眠をむさぼった。

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「はじめての自活」×「初フリーランス」×「ADHD」

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 こちらも痛々しい赤目だが、僕は来る日も来る日も、無謀なリボ払いによって、高価な食品を取り寄せて、経済的にヤバいのに、「自殺的クレカ払い」を盛大にやることで、『壊れゆく自分を売り物』にするようになった。

「家賃光熱費+返済費を稼がなくては……」と、まさに血眼であった。

 すべて投げ出して休みたかった。

 だけれども、父親の会社は縮小/畳む流れ、支援の申し出はできない、息苦しい実家に戻りたくない、淡々と近付く借金の返済日などが、冷たく飛び交う日々である。

 つまり、はじめての自活、個人で飯を食う戦い、ADHD/薬との付き合い、この三つ巴の問題を一気にこなす必要があって、朝から晩までてんてこ舞いだった。

人間の脆さを、寒気がするほど知った

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 笑うのが苦痛だったあの日。
 自尊心のデスマーチ。
 目に光がない、笑顔に違和感がある……、心配され続けていた。

 ストラテラ――たかだか、ちっぽけな青いカプセル一錠二錠で、「別人格に切り替わるような現象」を体感して、「人間とはなんなんだ?」と疑問が浮かび上がった。

 僕たちが一般的に考える、「善悪」「性格」「人格」のあれもこれも、脳の中でどれが優位に分泌するかによって、「くるんっと180度変わってしまうのか。ここまでの速度で生き様が一変するのか」と驚愕せざるを得なかった。

 素敵な人、立派な人という言葉は尊ばれがちだが、それらに該当しにくい、基本構造を持って生まれた生命は、なんともかわいそうだなーと感じる。

 コレを突き詰めてゆくと、「運の良さを所有する者は尊くて、不運さを飼ってしまった者は軽視される」みたいなもんだから、人間界ってもんは、やべぇほど残酷なのであって、僕も含めてみんな、無自覚な優生思想をがんがんにばらまきながら、間接的に人を殺すようにして、厚顔無恥に跋扈する生物なんだなーと、黒さを学べた気がする。

 この現象に近い話として、以前に読んだ『孤独の科学』という書籍で、愛されキャラの現場監督が、事故で脳を損傷してすぐさま、「人を見下すクズに成り下がった」というエピソードがあった。

 もしもそいつが、誰かを殴って蹴って、せせら笑ったとして、その本質的な悪の所在はどこになるのだろう?
 そして先天的に、彼と似たり寄ったりの脳構造で、悪に染まって犯罪者になった者がいたとして、これは果たして絶対悪なのか? 

 遺伝子レベルの事故と、工事現場での事故による、悪意の表出は、本人が望むとおりに形成されたものではない。

 つまり我々人類――善人も、悪人も、聖人君子も、犯罪者も、どいつもこいつも猫も杓子も、そのすべては、たまさかの偶然で成り立つんだなーと、ごく当然の話ではあるが、僕は己の身を通してそれを味わったから、「人間生命ってマジでやべぇーわ」と再認識した。

 優しさも、温かさも、美しさも、清らかさも、清々しさも、そんなものは装備品に過ぎなくって、「ちょっと歯車がズレるだけで、一瞬で闇に沈むのでは……」なんて、怖くなった。

痛みを知って強くなれると思うな

 なにもかもを失って痛感したのは、失っても失っても、まだまだ失う痛みが引き続くという事実であった。

 これは表現するならば、幻肢痛(げんしつう)――ないはずの手足が、痒かったり痛かったりする症状のそれに近い。
 とどのつまり、「とことん失えば、失うモノがなくなって強くなる」なんてのは、甘い考えであった。

 これぞまさに生殺しって奴で、一周回って愉快千万……、そうやって己をあざ笑わなきゃ、心臓がねじ切れるくらい辛かった。

 だから僕は一時期流行った、【死ぬこと以外かすり傷】なる言葉を目にすると、虫唾のラットレースが開催されてしまう。

 表層的な絶望のリズム感しか知らない奴が、口元だけで語る、お戯れのセリフに過ぎないからだ。
 憂鬱一年生がお遊戯会してんじゃねぇよ。

 爽やかな笑顔のくそったれどもが、羨ましくてしょうがない。

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 どうでもいい話だが、杉並区高円寺で31500円の、風呂なしトイレ共同物件に住んでいたころ、年中無休でネズミが挨拶にやって来た。

【ドブネズミみたいに美しくなりたい】なんて歌詞もある訳だが、真に落ちぶれると、それは逆説表現でもなんでもなく、薄汚れたネズミのほうがよっぽど、あの日あの時あの瞬間に対して、瞳をキラキラさせているから、我々なんかより、ずっとずっと美しいんだよ。

 こんなにもぴーんっと耳を張って、ピュアな目つきで生きられたらなーって、対人恐怖が酷かった時分における僕は、その美々しさに嫉妬するほどであった。

 爪の垢を煎じて飲むように、焼いて掻っ捌いて食いたくなるほどに。
 病原菌ごと丸呑みして、死に絶える瞬間こそが、一番のご馳走だって、そう考えていたからね。

無感情だったあの頃と比べりゃ、悲しめるのは楽しい

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(5年以上前の自画像だと思われるが、この頃はまさか、「顔出しYouTuberになって、語ることで飯を食う」とは、つゆほどにも思っていなかった)

 古き頃、実家に居座れば、「あんた何歳だと思ってんのよ」と親に叱られ、終いには無言の憐れみが飛んできた。

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 母親の手料理を食うのは、癪に障るから、割引惣菜をチマチマ食した。

家族で食卓なんて囲めねぇ……

 だっておまえら、報道番組が流れるたび、手錠に繋がって連行される者を見下して、悪態を付きまくるだろ。

 殺人事件、幼児虐待、無差別テロ――そうした痛ましさを遠目に見て、「ろくでもねぇ奴らだな」「終わってんな」「頭腐ってんな」とかなんとか、むしゃくしゃの付着した暴言を、これでもかと滴らす父親。

 そのたび、こっちの心にまで突き刺さる。
 精神的な人殺しが、物理的な人殺しに説教を垂れるとは、棚上げも甚だしいなー。

 僕は幼い頃から、「普通のこと」「当たり前のこと」すらできず、保育園や幼稚園を転々とさせられたり、集団行動はすべて見学したり、相談室に呼ばれたりして、「まともじゃないコンプレックス」を肥大化させてきた。

 だから、おまえらの言葉の端々にある、「自覚なき優生思想」にぶっ刺されて、ちびっちゃい頃から、僕の魂は血みどろだった。

 あるときには、目に見えぬ返り血にも気付かず、けらけら笑うおまえらは、「○○君は立派だね~」「○○さんは素敵だね。そりゃ成功するよ」と語り始めて、挙げ句の果てには、「人を大切にしよう」「誠実さがなによりの武器だ」なんて、とろけるような表情で、人生訓を説きやがる。

残虐非道で爽やかな笑顔――マジで笑えるわ

 自己都合主義で、頭の中お花畑で、なんの文化的素養もない、朽ちた看板に「親」と書かれた生命による、訳知り顔の家庭内セミナー。
 でもって、「最近調子はどうだ? 普通? もっと考え抜いた意見を言え! 自分を持て!」だなんて、醜悪な詰問を打ち出して来やがる。

 参加費は強制徴収、支払い方法は……無実なる魂。
 これ以上、笑わせんなよ。

 おまえのような成金根性主義は、バイアス掛かった脳髄でしか世界を捉えられず、偏った正解しか持ち合わせちゃいねぇだろ。

 それゆえ、多様な意見を吸収するだけの、許容性なんざありゃしないんだから、あたかも、「本音の親子関係」を求めているように見せながら、その胸の内を切り開きゃ、「己の精神的充足」の為だけに誘導しようとする、カルト的姿勢しかないんだから、おまえが子を教育するなんて、今世では到底不可能だから諦めろ。

 家庭内ヒットラーに対して、ナチス式敬礼をしてやるほど、こっちは従順じゃねぇからよ。

 しかもおまえらのすげぇーところは、「アイヒマンよろしく、いつかてめぇらを、淡々とぶっ殺してやるよ」って、息子の復讐心をみるみる膨らませながら、年月の経過によって、びっくりするくらい、「良い親」に変貌を遂げるもんだから、こっちの怒りの持って行き場がなくなって、のみならず、「育ててもらった覚えはないが、産んでくれたことには一周回って感謝している。だからいつか恩返しできたらなー」とまで僕に思わせるっていう、マジカルなビフォーアフター、魔法使いの領域に達してやがる。

 老化は人格の整形費用ってか?

一人暮らしすりゃ、社会不適合で多重債務……

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 ある日、勢い余って、親と一時的に縁切りしたせいで、「保証人」がいなくなったゆえ、「格安のゲストハウス」か、「住民登録は不可×消防法違反の貧困ハウス」にしか住めなかった。

「入り口は広くて出口が狭い」世界である。

 敷金礼金どころか、身分証までも不要なところがあって、一見セーフティーネットに見えるが、一度ハマり込めば、早々抜け出せやしない、発狂をもたらす毒沼だ。
「麻酔を打たれた底辺の動物園」とでも呼ぶべき、疲弊した生物たちを掃いて捨てる、最終処分場としか思えない場所もあった。

 それで僕は、「頭のネジを外そう」だとか、「持たざる者ゆえリスキーに生きよう」だとか、中二病じみた文章をノートに書き記して、壁に貼りまくりながら、毎日みじめだなーって悲しみに暮れていた。

 劣等感によって、対人恐怖、手足の震え、赤面症、金縛り、耳鳴り、躁転……。
 365日運ばれてくるのは、そんな社会不適合のアンハッピーセット。

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 落涙を調味料に食べた。

 底辺の集団生活において、冷蔵庫に食品を入れておくと、盗まれたりイタズラされるもんだから、缶詰や電子レンジ調理が利くものしか、口に運べないのである。

 共用部のキッチンでは、見るからに病んだ居住者が、猫背で包丁を握っていたりして、近寄りがたかった。

 堕ちて堕ちて堕ちて、もう二度と青空を拝めなくなるくらい、当たり前の空が遠くなって、ただ果てしなく、お先真っ暗になった。
 星粒の希望すら見えない暮らし。

 だから数年前、一念発起した僕は、「成功」と「自殺」の確率を同時上昇させるべく、100万円以上のリボ払いで、VTuber、BTOパソコン、コンデンサーマイクなど、高価な機材を買い揃えてゆき、ゲーム実況をニコ生とYouTubeでやり続けた。

 昼から深夜3時まで、12時間くらいぶっ続けで喋り倒し、上階や隣室からクレームが入って、不動産会社からも警告文書が届くほどに。

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 アホらしいかもしれないが、それは僕なりに正しい筋道だった。

 なぜかって、リスキーな丁半博打で生きたら、笑えるか死ぬかの、極端な思考方式を持てるから。
 マイナスの存在にとっては、夢を叶えるのも、死んで0になるのも、どちらもプラスなのだ。

「普通になれない」弱さを隠して、信用を失い続けてきた

 そうした劣等コンプレックスにより、『悲壮感のある取り繕い』をやり過ぎて、己でも混乱するくらい話が二転三転したり、浅ましさが垣間見える、分かりやすい虚勢屋になってしまい、今までずっと孤独であった。

 だからこそ、過去なんて振り返らず、全人格のパレードを開催して、我が人生を塗り替えたい。

 つまり、僕は今まで、防衛機制――自尊心に傷が付くことを恐れて、「巧妙に見栄を貼りまくる生き様」を尖らせていたのである。

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 分かりやすい実例だと、よく記事がバズって、「月間10万/20万」のPVがあった時代、『成金の親に恵まれて悠々自適の暮らし』という雰囲気を演出したり、上から目線のモテ論や、女性ディスの文章を書いては投下していたのだが、本当のところは、「彼女いない歴=年齢」かつ、添付画像のとおり、3畳程度の木造物件に住んで、ひとりぼっちで金もなくて、ぽちぽちとキーボードを叩いていた。

 男性性としての劣悪さが、極限まで煮詰められているようであった。

 それもあって、「ミソジニー(女嫌い)」「金がある風の語り口だけれど、きちっと覗けば余裕なさそうだよね」など、正解のはてブコメントが付いて、もう夢にまで着いてくるくらい、グサっと来る言葉であり、それに図星を突かれて憑かれて浸かれて疲れて、どうしようもなかった。

 虚勢はすぐボロが出るんだなーって。

 だから時折、自分にまで嘘をついているがゆえに爆発して、「僕は四捨五入童貞です。彼女なんて出来たことがありません。みじめに思われたくなくて、事実をねじ曲げてしまいました。ごめんなさい……」といった、正直な記事をぶん投げた。

 でも冷静に考えて、「こんなのupったらやべぇ……。精神的に死ぬ」って、自我が破裂せんばかりの勢いで、頭痛に過呼吸が起きるもんだから、それを下書きに戻して、今度はモテ論を投下していった。

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(かりそめの自尊心を獲得したいが為に、絶え間なく血迷っていた)

 こんなものは、ずばりネタ晴らしすると、僕は金に困った末、日銭を稼ぐべく、ホストクラブの体入荒らし――仕事体験をすれば、一回5000円くらいもらえるから、片っ端から巡り歩いたり、実際に本入店していた時代があって、そのときにキャッチした子、ヘルプとして絡んだ子を含めて、「500人超えの女子と遊んだ」事にしたのである。
 一言でいえば、気の狂ったへりくつだ。

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 これが最初に入店した店の名刺、源氏名は、心の支えであるひきこもりアニメ――「NHKにようこそ!」のヒロイン、中原岬ちゃんから拝借した。

 一生懸命に接客すれど、まったく相手にされず、月給は7万円そこそこであった。

 イキりたいんじゃないんだよ、すべては痛みからの逃避なんだよ。

 そして僕はかつて、炎上ブロガーだったり、露悪趣味(自分の欠点を曝け出すフェチ)だったりと、ズタボロの評価をされていた。

 でも僕の根底にあったのは、「炎上」と「露悪」でもなくて、「自傷」だった。

 どこかの誰かが、僕の外側だけ見て、「みじめな奴だ」と感じている時に、この僕自身は、より黒ずんだ内側で、もっと重たく感じてんだよ。

 己の痛みを解消すべく、また新たな痛みを求めていた。

 歯が痛ければ、鼻っ面を折ればいいじゃない。
 金がなければ、リボ払いすればいいじゃない。

 もちろん、後先で激痛にやられてしまう訳だが、自尊心が拷問を受けているときに、そんな冷静な判断はできなかった。

 とある書籍に、【欠乏は心を占拠する――中略――人の考え方を変える。人の心に居すわるのだ】と記されている。

(上記より引用しました)

 つまり、寝不足と欠乏は一緒なのだ。

 だから僕は、「心の美しさが溺死しちゃう」と分かっても、心象風景で流れる三途の川に飛び込んで、本音を殺して、虚勢を産み落としていた。

 炎上でも露悪でもねぇよ、心の淀みを解放する場所が一つもなくて、精神世界から血液の洪水が勝手に流れゆくんだよ。

どうせ一回砕けかけた命、もう恥も外聞もありゃしない

 一気呵成に長文を書いてしまった。

 だけれども、構成だとか起承転結だとか、そんな概念には目もくれず、想いの発露に身を任せるようにして、ありったけの真実を流したなーと思う。

 ただ一心に、白紙を殺して己を生かすべく。

 僕にとって些末な事柄は一つもなくって、毎分毎秒が本編であったから、何もかもを書きたくてしょうがなかった。

 今日に至るまで、極大なる痛みのもとで、皮膚が剥がれるほどに痛感したのは、一度落ちぶれた人間にとって、「当たり前を享受する」ことが、どれほど大変か……。

 コレに尽きるなーと。

 それで取り繕っちゃうんだよ、見栄を張り巡らせちゃうんだよ、負け犬の遠吠えを放っちゃうんだよ。
 己の惨めったらしさに、許しを与えるのは生半可な作業ではない。

 自尊心に付きまとう劣等感は、どれだけ訴えても、べちゃべちゃに引っ付いてくる。

 そうやって疲れ果てると、現実逃避をしようにも、往々にして、それは現実直視に繋がってゆく。

 逃避すればする程に、遭遇するんだよ。

 だからこそ、すべてのメッキを剥がして、肉と血と骨だけで生きてゆく。
 己のおぞましさと握手して、ただ人生、突っ込むしかない。
 並べられる美点がないから、汚点を芸術的にばら撒いて、希有なファンを生じさせる。

 所詮、僕なんて存在は、正常にも異常にも、善人にも悪人にも、弱者にも強者にも、人畜無害にも無敵の人にも成りきれなず、ただふわぁーんっと、時の流れに浮遊するゴミだ。

 ならば、背伸びせずありのままの状態で、生と死の合間で一生涯、せいぜい自己愛のまま商売する他ない。

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追記の雑文/YouTuberのあれこれなど

(書きたいことが無際限にあるので、追記を繰り返すと思います)

 にしても、「メンヘラ資本主義」とでも言うべきか、人間ってもんは、病んでも疲れても、ぐるんぐるんな競争の円環から抜け出せないんだろうな~。

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「お前より俺は大変なのに、弱者の代表者ズラするな!」のコメントが山積みの世界。

 一時期、自己破産と生活保護を検討したときには、「個人情報ばら撒いてやるガチ勢」まで登場して、ぶったまげたもんだ。

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 それほどに、現代の日本社会は殺伐としており、大勢が死の淵に立たされる如く、疲弊しているのだと思われる。

 であるから、「お前程度のどうしょうもない奴はごまんといる。死ぬ気で働け!」といった、他人の生き様にわざわざ口を出して、瞬間風速の優越を獲得しようとする者がわんさかいる。

 それと比べりゃ、下記のようなコメントは可愛らしいもんだ。

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 それから、やはりYouTuberという特性上、さながら雪崩の変わり者が降り注ぐのだが、たとえば僕がスルーしているのに、数百通のDMをエロ画像付きで送りつけてくる女子などもいる。

 僕みたいな、しょぼくれた男であっても、下記のようなものがガンガンに届くから、10万人の登録者がいる奴らってのは、世界の見え方がまるで違うんだろうな。
 良くも悪くもカオスで素晴らしき人間界であります。

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 この女性は、途中からスパム的に罵詈雑言メールを無限発射してきて、「さすがに良くないよ」と返しても留まることを知らなかった。

 おそらく人生に疲弊していて、訳が分からなくなっているのだろうなー。

 たまに狂っちゃうのが、人間の習性なので致し方あるまい。

 なんたって、このご時世、心の鬱憤を晴らす場所がどこにもない者たちは、ネットでも足蹴りにされるのが、我々の住む世界である。
 常人が居酒屋で毒を吐く代わりに、インターネットを利用すると、やれ炎上だ、やれスパムだと言われて、徹底的に居場所を排除されてしまう。

 そして、残酷な社会における、暗黙的な正解は多数決で決まってゆくため、抗うのはすこぶる難しい。

 であるがゆえに、そんな冷酷なるシステムに乗っかって、うまくやらなくちゃ、弾き出されて孤独になって不幸せになりがちだから、「無理してでも頑張らなきゃー」と切羽詰まってゆく。

 それがもしも、先天的に「当たり前のことをこなせない」者だった場合、足掻けば足掻くほどに、ますますもって落とし穴が広がってゆき、「努力=闇堕ち」の構図が完成してしまうくらい、理不尽でやりきれない運命が待っていたりで、世界とは恐ろしいなーと、改めて感じた次第であります。

 全人類サイコパス社会……!

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