とある経営者のセミナーで、「美人を見るとドーパミンが分泌し、ブスを見るとアイデアが吹き飛ぶ」という主張を耳にしたことがある。
後者に関しては単なるギャグだろうが、前者は科学的な話だ。
男というほ乳類は、可愛い子、美人な子、官能的な子など、見惚れてしまう相手を見ると、快楽ホルモンであるドーパミンが分泌されるように出来ている。
特にやる気に関係の深い神経伝達物質のひとつが、ドーパミンです。
ドーパミンの人体への影響は、やる気、記憶、行動と認識、注意、睡眠、気分、学習など広範囲に及びます。
こちらの記事に書いているように、ドーパミンは、心構えとセットになることで人間のやる気を燃やしてくれる。
とりわけ狩猟系の営業会社においては、「可愛い女」の存在が極めて重要。
一発取り営業を成功させるには、脳内ホルモンを味方にしなくてはならないからである。
営業会社の事務に老いぼれはいらない
経理など専門性の強い職であれば、やり手の年増がいても良いが、一般事務職など教育によってどうにでもなるところには、「可愛い女」を積極的に配置すべきだ。
そうすることで、「あやかちゃん。一件受注したので、後作業を宜しくね」「すごーい!」「余裕やで」「成績がイケメンですね!」という、男のモチベーションを高めるためのサンクチュアリ、セレモニー、システムが完成する。
外部から、行動科学なんちゃら、NLPなんちゃらのコンサルタントを呼ばなくとも、可愛い女を雇うだけで、たちどころに問題は解決する。
可愛い女は、高額セミナーや実地研修以上の価値を持つことがあるのだ。
高嶺の花に少しでも近付くために、「連続で受注してやるぜ!」と闘志がめらめらと燃え盛り、電話アポ取りの声が明瞭になり、その威厳に満ちた態度によって、「あなた、責任者の方……?」「ええ、その通りです」と平社員であるにも関わらず、数秒でイニシアティブを取り、流麗にクロージングを決められるようになる。
これも全て、可愛い女のおかげだ。
お客は、自信が漲った営業マンから商品を買う
大手企業だとまた話は変わってくるが、日本の9割を占める中小零細企業だと、プロダクトライフサイクルにおける「衰退期」に入った商品を、強引に売る役目を授かっていることが良くあるものだ。
容易には売れない商品を、あの手この手を使って売らなくてはならない。
いわゆる友達営業、商品よりも自分という存在を好きにさせ、スポンサーになって貰うかのように商品を買わせる必要が出て来る。
そんなときに大事なのは、やはり「自信」なのである。
堂々とした人には生命力を感じる、そして何かを任せたくなる、結果、財布を開く。
喋りの上手さよりも、笑いのセンスよりも、他のどんなことよりも「自信」が重要なのだ。
日陰のうじ虫になってはいけない。クソムシには、金銀の光は当たらない。
自信を醸成する脳内物質を出すために、可愛い女が役に立つ
冒頭に書いたドーパミン以外にも、可愛い女がいることによって分泌する脳内物質は数多い。
オキシトシン
幸せな気分になる
脳・心が癒やされ、ストレスが緩和する
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好感を持てる相手(つまり可愛い女)と接することで、分泌しやすい。
テストステロン
テストステロンには、闘争心や冒険心、縄張り意識、コミュニケーション力、決断力などを高める効果があります。また、ネガティブな感情を抑える働きがあることから、うつや認知症のリスクを抑えるといわれています。
大きな野望(つまり可愛い女にモテようとする熱意)を持ち、勝負の世界で戦おうとすることによって分泌しやすい。
セロトニン
脳内のセロトニン活性ができている人は、まず見た目が若々しくて元気ですね。そして何よりも「人の気持ちがよく理解できる」ことです。ビジネスの上でも、社会生活をする上で重要な、いわゆる「共感脳」が鍛えられているといえます。もう一歩進んだ表現をすると「直感が優れた方」と言えばいいでしょうか。
好感を持てる相手(つまり可愛い女)とスキンシップをしたり、笑い合うことによって、分泌しやすい。
このように可愛い女は、男を幸せにしたり強化したりと、女神様お得意の魔法サポートじみたことを、ただそこにいるだけでやってのける。
次第に男は自信満々になり、自分の頭できちっと考え、成果を上げられるようになる。
己を愛し、生き甲斐を持ってこそ、男は魅力を放つという訳だ。
偏屈な性格をしていようが、入れ墨が入っていようが、前科があろうが、己と己の人生に喜びを感じて、威風堂々と、どや顔で生きていれば勝ち上がれるチャンスが次々に転がってくる。
逆にうじうじ悩んだり、後ろ向きの思考ばかりしている営業マンに、お金を流し込みたくなるお客などいるはずがない。
時折、辛気くさい輩が、「なぜあんなに偉そうでゲスな根性した野郎なのに、可愛い彼女がいて、会社で出世もして、順風満帆な人生を送ってやがるんだ!」とルサンチマンのダンスを見せつけてくることがある訳だが、それはあなたの人生が暗く見える上に、キャラクターとしてつまらなく、接するだけで時間の無駄だと思われているからだろう。
自信もない、これといった特徴もない、そらモテないし出世しない。
利口で寡黙な大人ぶってないで、野性的に可愛い子を求めて、自信を形成しよう。
会社で上り詰める男や、芸能界で成功する男は、99%の確立で自信を漲らせて生きている。
可愛い子を有効活用して、下克上を果たそう。
狩猟系営業会社は野蛮でなんぼ 酒池肉林と戦争の物語
愚連隊の集会じみた朝礼を行い、「一件受注したぜごらぁ!」「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!」と、社内に絶叫を響かせ、みんなで脳内ホルモンをどぴゃーどぴゃー分泌させ、全知全能の神になった気分で、次々にお客を捻り潰してゆく。
そして多額のインセンティブを貰い、会社の金で焼き肉をたらふく食い、統括に指定された女をナンパし、脳髄があの空まで飛んでいきそうなほどやる気を膨らまる。
契約を取る→金を得る→金を使う→女と遊ぶ→やる気が出る→また契約を取る。
我を忘れるほどハイな状態を作り出すことで、快楽と利益のごった煮ライフスタイルを築くのだ。
営業とは戦争。
血みどろの現場では、狂気的な快楽主義者ほど大活躍する。
「英雄色を好む」ということわざがあるように、オラオラと利益の胸ぐらを掴んで持って来るやり手の営業マンは、どいつもこいつも女好きである。
欲望に素直に生きているからこそ、頭がフル回転し、華麗にクロージングを決められるのだ。
目標を達成するためであれば、手段は問わない。
だからこそ、男のバイブスを高め、営業部にグルーブを生じさせるために、「可愛い女」を雇った方が良い。
可愛い女であれブスの女であれ、業務的な力量差はそんなになく、どちらにせよ一から教育することになるのだから、可愛い女を採用した方が有益である。
ここでいう可愛いの定義は、「見ていて癒やされる」「この子に褒められると嬉しくなる」「笑顔が可愛い」「付き合いたい」「結婚したい」と思えるタイプの女ということだ。
可愛い女がそこにいるだけで、小汚いオフィスが楽園と化す。
食べカス、上司の毛髪、部下の吐瀉物など、負の要素全てが、まるで女神様の足跡かのように見え始める。
喜びに打ち震えた営業マンが、雄叫びを上げるようになる。
「同僚よりも好成績を打ち出して、あの子を落としてやるぜ」と思えば、アドレナリンやテストステロンが分泌し、「俺様がこの世で一番最強」といった自己陶酔がスタートし、自信満々にお客を吹き飛ばせるようになる。
そして、たまにスランプに陥ったときに、「元気出してください! 大丈夫ですよ、きっと!」と可愛い女が笑顔でエールを送ってくれると、セロトニンやオキシトシンが分泌するから、幸福感に浸ることが可能だ。
ゆえに可愛い女は、営業会社にとって最大の資産。