リボ払い借金120万円を抱えるYouTuberピピピピピです。
粘り強さのまるでない僕は、言い過ぎでなしに100社以上の会社で働いては辞めてを繰り返してきた。
そんな節操のなさのせいで、じいさんばあさんを食い物にするブラック企業に入社してしまい、とんでもない事態を招いたことがある。
タダ働きの強制と、退社拒否をされてしまったのだ。
退職代行でブラック企業から逃げた実体験
僕が引っ掛かったのは北海道の会社で、主にさみしい高齢者へ、安物のサケやカニなどを押し売りし、不当に利益を得るテレアポの仕事だった。
極端に言ってしまえば、詐欺である。
ぷるる、ぷるる。
違法に入手したコールリストを使って、「ごめんねごめんね、おじーさん今起きた?」「元気かい? おばあちゃん!」と営業電話をしっちゃかめっちゃか掛けまくってゆく。
金を余らせたボケ老人を探せ!
そんな発言とタバコの煙がゆらぐ、ブラック職場の極み。
チンピラ経営、マンションの一室がコールセンター、一定の販売実績を上げるまでは時給0円で休憩禁止、求人広告の内容とかけ離れている。
あとで聞いたところによると、あえて頻繁に会社を畳み、社名を変えてはブラックな営業活動をやりまくっていたらしい。
最初から存続させるつもりがないから、一気に利益を得て逃げ切るという、さながらオレオレ詐欺のような経営手法である。
もはや、「労働基準法」違反をするためだけに存在するような会社であった。
僕はすぐさまバックレたのだが、そうしたら「職務放棄」「損害賠償」などの文言がならぶ脅迫状が実家に届けられた。
最初は、ひたすらに無視すれば良いかと思ったが、ヤクザのフロント企業である可能性もなくはないから、どうにか事を穏便に済ませたかった。
行政書士へ退職代行の依頼へ
経営者の父親と繋がりのある方に頼んだから、無償でその日のうちに動いてくれた。
それはそれは拍子抜けするくらい、一瞬で終わる話であった。
専門職の第三者が介入したことで、向こうはすんなり引き下がった。
とはいえ、「良い大人が自分で電話もしないのか」と嫌みの一つや二つはあったと聞いた。
きっと、僕自身の手によって電話をしていたら、恫喝まがいの怒声を浴びせられたであろうことは想像に難くない。
心から助けられた思い出の一つである。
それもあって先日、退職代行サービス「SARABAくん」を、僕のYouTubeチャンネルで紹介させて頂いた。
シンプルな話、「行政書士が即日対応」という点にすこぶる懐かしさを覚えたのと、これから必要とする人がわんさか増える業態だと確信した。
>>退職代行「SARABAくん」 退職できなければ全額返金!<<
すでに1000人以上が利用した退職代行サービス
Twitterのリアルタイム検索をすれば一目瞭然だが、それだけ多くの人々が、「会社から逃げるという戦略的撤退」を行っている。
日経9/19「「退職認めぬ」遺留悪質に」人手不足で悪質な引き留めが多発。上司が「絶対辞めさせない」と面談を拒否、離職票がもらえないなど事例は深刻。驚いたのは「退職代行ビジネス」の登場。手数料5万円で会社に退職意思を伝達してくれる。昨年5月創業で、すでに1000人の依頼を受けたとか。
— 橘 玲 (@ak_tch) September 19, 2018
僕がオススメするSARABAくん、それからEXIT、ニコイチなど、退職代行の企業がいくつも存在しており、新規参入もどかっと増えていることから需要の高まりがうかがえる。
つい最近退職代行サービスに依頼して会社を辞めた方がいるんですけど、業者さんの方から電話で会社に連絡してくれて依頼してから数日で有給取れて出勤しなくてすむみたいだから、本当に辞めれないとか怖くて言えないとか有給使って辞めれないとかなら第三者に頼んで辞めるのとてもいいと思う
— かち🍄 (@hatena___) August 18, 2018
実体験ベースの話をすると、僕は規模の大きな会社(派遣社員として)でもいくつか働いてきたのだが、退職までの過程がおそろしく面倒なところが存在する。
なぜか派遣元は協力してくれず、「まずは派遣先に話を付けてください」と一方的に言われてしまうのだ。
それで上司に辞める有無を伝えても、その話は一旦保留となったり、まともに話したこともない上層部の人間の元へ、わざわざ説得に行かなくてはならなかったりした。
しかも厄介なことに、いつだって機嫌の悪い上司がいて、退職を切り出すタイミングが掴めないなんてことはざらにあった。
とどのつまり、ただ辞めるだけなのに、とてつもなく精神を消耗してしまうのだ。
という訳で、退職代行サービスが伸び始めたのは、至極当然のことだなーと思う次第である。
「辞めるだけで2万7000円は高い」と考えるか、「心をこじらせない対策費と考えれば安い」と前向きに捉えるのかは人それぞれだが、なんにしても不幸になる職場からは速やかにおさらばしたいところだ。
退職代行サービスは、病みやすい日本の国民性にマッチする
国連が発表した「世界幸福度ランキング2018」で、日本は先進国の中で最下位レベルである。
その上、僕たち日本人は世界一不安になりやすい民族といわれている。
もはや、我ら人間、病むのが標準といっても過言ではない。
この僕自身、社会経験として精神科の門を潜ってみたばかりなのだが、双極性障害、ADHD、LDなどの疑いがあるとのことで、「大人の発達障害」専門外来を紹介されてしまった。
おそらく僕だけでなしに、誰であれ、なんらかの異常性を抱えている時代なのであろう。
だからこそ、「逃げるを学び、逃げるに慣れ、逃げるを肯定」してゆく生き様が重要になってくる。
かっこつけてマッチョイズムな理想論を語ったところで、精神疾患と過労死を増やすだけだ。
そもそも人間は、最悪の出来事ではなく、嫌なことの反復によって壊れてしまう生き物である。
なので、頭も心も、「仕事辞めたい」の想いでぎゅうぎゅうになってしまう日々は、ゆるやかな拷問を受け続けているに等しい。
ちなみに僕は、30歳にしてリボ払い借金が120万円ある無職、職歴も学歴も免許も資格も資産も彼女もなしの空っぽな人間だが、どうにかこうにかぎりぎりで生きられている。
縁起の良さそうな大豚の貯金箱を買って、神頼みしながら脳天気に暮らす毎日である。
何が言いたいかといえば、どれだけ落ちぶれようと、死にはしないってことだ。
なので、己の手でもって退職届を提出するでも、まだ仕事を続けるでも、退職代行サービスを利用するでも、自分の幸せの基準と照らし合わせて、心軽やかにさくっと決めてしまうが吉なのである。
退職代行サービスの関連動画
「最後くらい筋通せ」って意見、強者の主張だよね
労働力のみならず精神力まで奪おうとする、冷酷なる鬼の所業っっ!
まさに鬼ごっこだ
疲れて飛んだら、契約違反なんちゃらのお手紙が追いかけてくるもんね!
この社会、退職代行が話題になるのは自然の摂理!
SARABAでおさらば! ゴゴゴゴゴゴゴゴ、どかぁ~~~~~ん!