ピピピピピの爽やかな日記帳

親の経営コンサル会社で働く20代後半、社内ニートの話

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Vtuber業界は泥沼化しやすい構造で素晴らしい-炎上事件は続く

 深層WEBのDeepWebUnderground(@D_W_Underground)氏ではないが、『人間は愚か』と思える事象――炎上・事件・告発・晒し、などが、雪だるま式に起きては止まらぬVtuber業界。
 正味、実写が基本のYouTuber業界よりもずっと生々しい、大人の汚さを含んだ甘酸っぱいコミュニティである。

 優しさと厳しさ、美しさと醜さが共存共栄する、まさに人間交差点の様相を呈しており、どんなに小綺麗なガワ(アバター)で取り繕っても、内に秘めた野蛮さを隠しきれないのだ。

 Vtuber業界は、ここ、いわく付きのはてなブログ界隈に匹敵するほどドロドロしている。

泥沼化するVtuber業界

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 はてなブログには、妊娠中絶実況をする者、浮気の反省のために生々しい現場の様子を記事にする者、メンヘラの仁義なき戦いを嬉々として観察する者などが実際にうごめいており、大変愉快で奇々怪々な場所となっている。
 この僕に、スパムメールを連発してきた不届き者の女子もおり、「親の会社の弁護士を使って訴訟の準備をさせて頂きますが、構いませんね?」と反撃したら、「申し訳ありません。あなたのことが好きだったんです」という逃げ口上のラブレターを送りつけてきてそのまま逃亡する――なんていう可愛らしい事件があったりもした。

 しかしながら、愛すべき変人の巣窟は、はてなだけではない。
 Vtuber業界もまさにそうで、やはり生命を持った人間が営む限り、どんな界隈もカオスの血潮に染まる他ないのだ。

 ちょっとばかし例を挙げるならば、

◇プロデューサーと女子Vtuberが数十万円単位の援助交際
 ツーショット写真、やり取りのスクショ掲載など証拠多数
 その後、ネット上でのドロドロ暴露合戦に発展

 

◇企業系女子Vtuberの人気に嫉妬した男子Vtuberが、荒らし行為を扇動
 結果、人を呪わば穴二つ、本名・自宅住所が割られて引退に追い込まれる

 

◇出会い目的のDMや、ガチ恋勢のファンに対する陰口が発覚する中堅Vtuber
 後にすべてのアカウントを削除

 他にも小さな事件(セクハラ・アバター制作費用の未払い)など、遠巻きに眺める分には、一流といえる炎上博覧会が好評を博している。

自己確立後の青春、いと危うい

 思春期のそれとは一線を画す。
 自分の考えが凝り固まった状態でスタートする、筋肉痛のごとき青春。
 それが、Vtuber業界だ。
 であるからして、些細な言い争い、やわらかな色恋沙汰でも、とことん泥沼化しやすい構造に仕上がっている。

 先述したプロデューサー援助交際も、暴露の刀で斬り合うほどの問題ではないはずだ。
 おそらく、突然訪れた青春で心がやられ、正常な判断を失い、暴走してしまったのであろう。
 しかも、色恋に不慣れな観察者だらけのフィールドでの出来事ゆえ、妬み嫉みからの憎悪が、表裏どこにでも生じて、当事者たちをより困惑させる。
 合意の有無など問題点はあるにせよ、個人間のイザコザに過ぎない1の話が100となり大爆発している。

 一般社会であれば、「へー、そうなんだ。お似合いだね。お幸せに」で風のごとく過ぎ去るちっぽけな話なのに、「Vtuber業界を穢さないでください! ふざけるな!」という謎の正義感などが方々から飛び上がり、訳も分からぬうちに大事件の様相を呈してくる。

 大人の青春は、かくも恐ろしい。

Vtuber業界の屋台骨は繊細なオタク

 一定期間Vtuber観測(YouTube・Twitter・5ch)をしていれば、自ずと知れる傾向だ。
 これは肌感覚でも分かることで、二次キャラに愛着を持ち、動画や生放送を追い続けるなんてことは、よっぽどの物好きか、そういったマニアックな行動が常態化しているオタクくらいなものであろう。

 より踏み込むならば、現行のVtuber業界は、高コンテクスト空間(事前に知識などを仕入れておかないと楽しみにくい場所)である。
 自閉的というか、身内ノリで結束を固める地下アイドル的な存在が、ブームに乗れたことで一目置かれているという認識をしておけば間違いない。

 従って、一般人には近寄りがたい空気がドロドロと漂っている。
 本質は閉鎖的なコミュニティであるがために、そこに集う面々も、内向的、自閉的、言い換えれば繊細なオタクに落ち着くという流れだ。

『投げ銭』文化は、繊細なオタクが形作る

 Vtuber業界における投げ銭とは、遅れた青春の象徴だ。

 僕は25歳まで彼女がおらず、いわゆる非モテの男子だった。
 自尊心を守るのに必死な、繊細な青年であった。

 言葉を選ばずに言わせて貰うと、当時のモテない僕は、手頃なちょいブスに対してリアル投げ銭を連発していた。
 彼女たちに振り向いて貰おうと――否、むしろ高揚感の中に引きこもるというか、独特な快楽を伴う愛情に酔っ払っていた。
 ちょいブスを選択したのは、自尊心を守るためである。

 とどのつまり、自分が傷付かない自己陶酔を求めていた。
 俗に言う、恋に恋する状態。
『恋に恋なんてしないわ わたし』という有名な歌詞がある訳だが、そのとおりで、恋に溺れがちなのは女よりも男なのだ。

 かくのごとく、我々の愚かなる性質が、Vtuberを応援するという、傷付かない自己陶酔に繋がり、投げ銭文化を形作っているのだ。
 のみならず、Vtuber業界に明確な失恋は存在しない。
 どこまでも自己完結的、よく言えば自立自存的な片想いしかないのだから、投げ銭による求愛行為は長引きやすい。

 よって、Vtuberの太客は長生きだ。

愛すべき泥沼、Vtuber業界

 僕の考えるVtuberの良さは、不完全さ・厚かましさ・小賢しさなどを代表とするドロドロとした人間味と、見目麗しいガワ(アバター)の融合にあると思っている。

 端的に言って、大人の汚さこそが最大のエンターテイメントなのだ。
 そして、その汚さに対抗しようとする、綺麗の皮を被った汚い者ども。
 そうした人間らしい揺れ動きこそが、ありとあらゆる業界の面白さを跳ね上げる。

 すべてのヨゴレに幸あれ!

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