灰色の空を見上げたとき、深刻な問題に気付いてしまった。
まともに働いたことがない、という事実に――
【追記】リボ払い借金100万円かつ無職になった……
ピピピピピは、晴れてというか、曇りまして30歳になった
という訳で、30歳になり『人生詰んだ』理由の要点をまとめておく
■まともに働いたことがない
■自活能力があまりにもない
■まったくモテなくなった
■なぜか借金をしてしまう
■親の会社はもって15年
これらを総まとめにすると、社会不適合者ということになる。
しかも極め抜いた社会不適合者ではなく、大したネタにもならない種類の『平凡な穀潰し』だから始末におけない。
たとえば下記のごとく、約17万円――微妙至極で笑いにもならぬ額のリボ払い借金があったりする。
本日は、前段に羅列した5つの『詰みポイント』について語らせて頂く。
現時点における財産や負債を添付しつつ、懇切丁寧に書き上げてゆくつもりだ。
一度きりの人生、見栄ではなく声を張り上げ、開き直ってことごとくを告白した方が有益で愉快だと思った次第である。
まともに働いたことがない 自活能力がない
20代半ばくらいまで、無断遅刻・無断欠勤・無断早退が日常茶飯事であり、下記にあるような『静かなるお怒りメール』が毎週届いた。
(こちらは2014年に実際に送られてきたものである)
正社員や派遣社員、アルバイトやパートどころか、職業訓練校すら続けられなかった。
ただし一度だけ、とあるオラオラ系で有名な営業会社にて、2年ほど社畜ストーリー(朝8時出勤、25時退社)を喜んで受け入れていたことはある。
なぜなれば、都合良く上司に気に入られたことで、『確度の高い顧客リスト』を秘密裏に入手可能となり、全社員をごぼう抜きにし続けられる、という幸運に巡り会えたからだ。
その後、100人ほどいたテレアポ部隊の管理も任せられて、平均月給も残業代を含めると100万円ほど頂戴した。
ところがどっこい新統括の登場により、評価基準や営業体制が一変する。
KPI、KGI、定量的、定性的など、意味不明で難解で嫌がらせのために生み出されたとしか思えないイビリ用語でシバかれたり、それのみか中小企業診断士が用いるようなデータ分析の研修まで日課になり、大脳が複雑骨折した。
続けざま、僕のマネージメントスキルのなさ、セールスマンシップのなさ、が浮き彫りとなってゆく。
次第に辛抱耐えがたくなり、脳髄を抜き取ってぶちまけるように辞表を提出。
僕はあの日、脳みそを放棄した――
偽装の給料と塗り絵仕事
今日この頃は、父親がやっている経営コンサル会社に所属してはいるものの、声高らかに『労働』と呼べるようなことをする機会は皆無に等しい。
数字の打ち込みや資料作成、といった事務作業――『僕がやらなくてもなんとかなる』物事を、まるで塗り絵でもするようにさらさらと行っているだけなのだ。
最初から用意された枠の中を、適切な色鉛筆の先っぽで塗り込んでゆく作業。
労働ではなく、整理整頓をしている。
そういった、頭脳不要のホワイトカラーな作業をする無脳人の僕に対し、経営者の父親は給料を支払う。
厳密にいうと、それは仕事に対する報酬ではない。
実の子供である僕を生き延びさせるために支給する、『給料』という偽名を用いた『延命費』なのだ。
決められた枠を埋める――『塗り絵仕事』を強引に作り出し、あたかも仕事かのような雰囲気をまとわせながら、父親はそれを提供してくれる。
言うなれば、僕は給料ではなく、哀れみを頂戴している。
段ボール箱の中の捨て犬も同然なのだ。
ホームレスもありえる人生
もし仮に父親が存在しないパラレルワールドで生きることになれば、家賃も光熱費も支払い不能となり、水道も電気もガスも止まり、夜逃げを実行し――
ホームレスとなり、コンビニの廃棄弁当を食べ、公衆便所の蛇口で洗髪洗顔し、虫けらと雑草が安らぐ自然のベッドで就寝せざるを得なくなる。
きらめく星々のパノラマが、僕の絶望を明るみにして、あの世へと誘うであろう。
以上(異常)の理由により、僕は、『まともに働いたことがない』だけではなく、『まともに働けない』のだ。
顔面&オーラ劣化による深刻な非モテ化
手っ取り早く解説するため、『若かりしあの頃(25歳)』と『劣化した現在(30歳)』の自撮り画像を掲載しておく。
これが25歳。
日がな一日ナンパをしたり、ホストクラブで働いたり、キャバクラ嬢のヒモになったりと、若者特有の全能感に包まれ続けていた頃の一枚。
バーベル上げや懸垂をやって、バナナとプロテインを同時に飲み干すのが趣味であった。
『女は星くずの数よりも多い、ゆえに数打ちゃどうにでもなる精神』を抱えていたため、女関係は99%充実していた。
それゆえか、怖いものなしだった。ドヤ顔が日常茶飯事だった。
そんな輝かしい日々は、5年後消失する――
30歳、つい今し方、撮影した。
眼光が弱まり、目の下にくまがあり、肌の潤いはなくなり、何かにおびえた表情であり、生気を感じられない。
出来損ないのカマ野郎みたいな面構え、になってしまった。
こうした落ちこぼれ傾向は心理面にも及んでおり、自信の欠如――内気であがり症、臆病で心配性という、まじめ系クズ特有の腐り方をしている。
そうした末期症状を抱える僕の横には、虚空しか存在していない。
男女関係という、普遍的な競争原理の渦中において、腰の抜けた顔面崩壊のクソ野郎は、はじき飛ばされること不可避だからだ。
僕は負け犬へと転成したのである。
「やるべき時期にやるべきことを、死に物狂いでやれなかった者は、女神の視線に入ることすら許されないのだ」ということを、今やっと知り尽くしてしまった。
なるべくしてなった転落劇。
非モテ落下は続くだろう。
顔面バッドエンド――
『借りるの大好き! 返すの大嫌い!』な借金体質
(2012年当時、社会経験として自己破産をすれば、遊び狂った上に思い出も作れて一挙両得だと考え、片っ端から同時多発的に借りることで三桁の借金をすることに無事成功した。※自己破産はしなかった)
これは天性のものだと思われるが、借金をすると心がすーっと落ちついてゆく
以前は不明瞭だったそのワケを、やっとこさ解き明かすことが出来たから、順を追って説明する。
よくよく思い返してみると、過去にも借金関係で困り果てたことが2回ほどあったのだけれど、すべて知人が一銭も残すことなく返済してくれた。
そのため、悪性極まる条件付けのようなものが僕の内部にこびりつき、『借金=損失0』という、気の狂った責任転嫁の思考が生み出されてしまった。
ごらんの通りの経緯をたどり、僕は借金をするたび幸せになってゆく。
世間的にはトンデモ思考かもしれないが、事実、そういったカチッサー効果の虜になってしまっている。
これは誰が悪いといった話ではなく、環境やタイミングといった、人間関係における『事象の責任』という言い方が正しいだろう。
宇宙の法則というか、人知を超えた概念のせいなのである。
運命に翻弄される、とは僕のためにあるような言葉だ。
親の会社はもって15年、刻一刻と破滅へ向かう
先にも触れたが、僕の父親は経営コンサル会社を営んでいる。
独立して10年目くらいであり、専門的資格や大手企業との複数契約経験などを武器に――つまり、過去に成し遂げた偉業がコマーシャル代わりになっているため、クライアントを獲得・維持しやすい状況となっている。
無論、経営努力を怠らないという基礎があるからこその話ではあるが、やはりバックボーン的なアドバンテージが並じゃない。
とどのつまり、僕のように履歴書が空白――引きこもりニート歴4年、自動車免許なし、めぼしい資格なし、Word・Excelのスキルは0に等しい、F欄大学を3日で中退などという、ポンコツ以下のビジネス弱者では、事業継承をされたところで、会社を沈没船に作り替える働き方しか出来ないだろう。
したがって父親亡き後のことも踏まえると、
青髪美少女が提示してくれた『生存戦略5点セット』が、僕に残された数少ないライフロードといえるだろう。
ヒエラルキー底辺部の選択肢は、恐ろしいほどに狭いのである。
プライドをかなぐり捨てて現実逃避?
丁か半かの博打勝負?
これらが、僕の人生におけるキーワードと考えて間違いないだろう。
時間の猶予は15年~20年
父親が会社を存続(15年)させ、社内預金(生活余裕資金5年分は蓄積する予定)を獲得するという、予定不調和のないコースを辿ることさえ叶えば……の話だが。
それと3階建ての一軒家(リフォーム予定)と土地を、長男待遇で遺産として譲り受けることになりそうである。
それゆえ、贅沢をしなければ15~20年は生存出来るだろう。
なので50歳から頑張る!
社会不適合者ピピピピピの本音まとめ
長々と書いてきた訳だが、一言で表すと、僕は人間的に底辺である。
参考までに、僕の日常生活におけるスケジュールを貼り付けておく。
親の経営コンサル会社では、週2~5日働く。
月間の平均労働時間は、50時間ほどだ。
休日は、ゲーム実況を10時間やったり、小説や漫画を読んだり、映画やドラマを観たりと、ソロ行動で楽しめる遊びに興じていることが多い。
ごくまれに、登山、田舎巡り、スノボーといったイベントを楽しむ。
こうした自由な生活をしているが、心では不自由を感じる。
そのゆえんはシンプルで、『誰かにタダで作らせた自由』の中にいるからだ。
気付いたら僕は、箱庭の少女であった――
ピピピピピのよもやま話
言霊すらも砕く、生粋の没落者ピピピ
筒井康隆の著作に、【白いペン・赤いボタン】という作品があり、その主人公が『臨機応変に対応しようぜ、ビクビクしていちゃ世の中は渡れないよ』という男気あふれる名言を放つ。
趣旨としては、「どんな手段を講じてでも、俺は勝ちに行く、俺は利益を得てやる」といったもので、当時の僕はこのキャラクターを尊敬した。
セリフを印刷して壁に貼るくらい好きだった。
瞬間的にダサくても、ダメ人間だと思われても、心に決めたあるべき地点にたどり着くためには手段を選ばないという、狂気的な信念。
そんな生き様に憧れていた。
常軌を逸したルートを通ってでも勝ち上がろうとしてこそ男だ、と感じ入った。
にも関わらず、この有様。
僕の出来損ないっぷりは、言霊すらも砕くほど強かったのだ。
モテないし、犬を愛するか!
犬、犬、犬、犬は僕を、疑いなく敬い、救う。
順風満帆な人間には見ることすらも不可能な闇の境地で、暗黒サイドの波乗りピカチュウになってしまった僕を、この犬はいつも慰めてくれる。
ゲーム実況やりまくっています
YouTuberとしてのし上がるとかそういう、下克上精神を元にしている訳でもなく、ただただ楽しいというその一点のみで、今後もおじいちゃんになるまでやり続けるつもり。
底辺ゲーム実況者ではあるのだが、アマゾンのギフト券を贈ってくれたりする人がたまにいて、とても気分が良くなる環境で遊べている。